※敬称略
5月22日
持続可能な宇宙環境の実現と令和時代の起業家精神
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岡田 光信
株式会社アストロスケール
創業者兼CEO
1973年生まれ。兵庫県出身。東京大学農学部卒業。米国パデュー大学クラナート MBA修了。
スペースデブリ(宇宙ごみ)の除去を含む軌道上サービスに世界で唯一専業として取り組む民間企業アストロスケールホールディングスの創業者兼CEO。2013年の創業以来、5ヶ国でのグローバル展開、450名以上のチーム、累計総額約445億円の資金調達を達成するまでに成長。世界初のスペースデブリの商業実証である、ELSA-dは2021年から2022年にかけてスペースデブリの捕獲・除去に必要なコア技術など、様々な軌道上実証に成功。
宇宙業界における有識者として、国際宇宙航行連盟(IAF)名誉アンバサダー、The Space Generation Advisory Councilアドバイザリーボード、英国王立航空協会フェロー(FRAeS)、インパクトスタートアップ協会理事等の職務を兼務。2021年まで世界経済フォーラム(ダボス会議)の宇宙評議会共同議長を務めた。
大学卒業後大蔵省(現財務省)主計局に勤務、のちマッキンゼー・アンド・カンパニーにて経営コンサルティングに従事。その後IT会社ターボリナックス社をはじめSUGAO PTE. LTD.等、IT業界で10年以上グローバル経営者として、日本、中国、インド、シンガポール等で活躍。著書に『愚直に、考え抜く。』(ダイヤモンド社)
5月23日
日本自動車業界の動きと、工具業界への期待
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山本 祐
トヨタ自動車株式会社
パワートレーン製造基盤技術部 室長
- 1997年 03月
- 京都大学 工学部 機械工学科 卒業
- 1999年 03月
- 京都大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 修了
- 1999年 04月
- トヨタ自動車株式会社 入社
- 1985~2006年
- 第1生産技術部 配属
- 2006~2008年
- TMMNA(北米統括会社)赴任・係長級(北米ユニット系生産準備業務に従事)
- 2008~2019年
- ドライブトレーン生技部 帰任
- 2019~2022年
- パワトレ―ン統括部 課長級(ユニット系の生準企画業務に従事)
- 2022~
- パワートレーン製造基盤技術部 室長級(ユニット系の生産技術開発・DX化推進業務へ従事)
- 現在に至る
工作機械を使った加工現場におけるロボット自動化の導入事例と最新動向
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中屋 正幸
株式会社 不二越
ロボット事業部 システム部 副部長
- 1995年
- 不二越入社 超精密加工機の設計、販売に従事
- 2003年
- ロボット事業部 開発部に配属。液晶用ガラス基板搬送用ロボット、中型6軸・7軸ロボットの開発を担当
- 2009年
- ロボット事業部 システムエンジニアリング部に配属。自社ロボットを使った自動化システムの提案・構築に従事
- 2012年
- 不二越中国法人に出向。中国でのロボット導入の技術支援、自動化構想提案を現地スタッフと共に実施
- 2020年
- システム部長として帰任。国内外からのロボットシステムの引合に対して提案・導入を統括
5月24日
Simulation Based Machining of Advanced Materials
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Takashi Matsumura
Mechanical Engineering, Tokyo Denki University
現在,材料開発の進歩とともに,多くの製造産業では様々な機能を有する先進材料が使用されている.自動車産業ではEV化に伴い新たなる材料が採用され,航空機産業では軽量かつ高強度な材料が使用されている.また,医療産業では手術用デバイスやインプラント部品に対して生体適合性材料が必要とされている.エネルギ産業では高温強度や耐腐食性の高い材料が使用されている.一方,最近の情報化技術に対しては,光学部品,セラミック,半導体の材料の加工のニーズが高い.これらの材料の加工には様々な方法が適用されているが,加工の経済性や制御性の観点から,未だ切削加工が担う役割は大きい.このような材料の切削では,不適切な条件で加工すると工具寿命が短くなり、表面仕上げが劣化する.そのため,工具の摩耗と表面仕上げの観点から、低い加工コストで高い生産率を促進する効果的な切削技術を考えなければならない.この講演では,先進材料の加工に対して切削シミュレーションに基づく理解と最適化に対する考え方を紹介する.まず,炭素繊維強化プラスチック (CFRP)とチタン合金の切削に対して切削シミュレーションに基づく異方性について述べる.次に,ガラスのエンドミル切削に対してシミュレーションの観点からその妥当性を説明する.最後に,Whirlingを応用した加工に対するシミュレーション事例を示す.
1987 年に東京工業大学大学院機械理工学研究科を修了.
1987 年から 1992 年まで同大学機械理工学専攻助手として勤務.
1992年博士号を取得.
1992 年に東京電機大学機械工学部に勤務.2002年に同大教授.
2006 年に産官学交流センター長,2015 年に理事.
1997年から2006年までアメリカ・マサチューセッツ工科大学客員研究員.
2011年からスペイン・イケルバスク科学財団の招聘よりモンドラゴン大学機械工学科客員教授.
学会活動
自動車技術会生産加工部門部門長,砥粒加工学会理事,精密工学会理事・監事,精密工学会 切削加工専門委員会委員長,日本機械学会生産加工・工作機械部門長,日本機械学会研究分科会RC295主査.現在,精密工学会副会長,日本自動車技術会製造技術部門長,型技術協会理事
専門分野
切削シミュレーション,マイクロ/ナノ加工,トライボロジー,インテリジェント切削技術を研究.